少し落ち着いた?

グチを吐き出したので、少し落ち着いた……かな。
以下の本のイントロなどを読んでいたのだけど、面白いんだけど、すっきりしない感があるのと、これをどう使うかで悩むのが先走って読書が進まないのとで、うつうつとしていた部分はあり。

Beyond Continuity: Institutional Change In Advanced Political Economies

Beyond Continuity: Institutional Change In Advanced Political Economies

言われていることのおおよそのイメージはわかって、一部はクラウス・オッフェが書いていたこととかぶるよなあ、とか、一部は構成主義的な観点だよなあとか思う。後者については、ミニ・パブリックスについての現在ゲラ出し中のはずの某論文で書いたこととに通っている。
関連して、新川敏光/ダニエル・ベラン「自由主義福祉レジームの多様性:断続均衡と漸増主義のあいだ」『法学論叢』第160巻第5・6号、2007年3月も見つけて目を通す。
あと、こちらの本のいくつかの論文を読む。
The Citizen's Stake: Exploring the Future of Universal Asset Policies

The Citizen's Stake: Exploring the Future of Universal Asset Policies

思っていたより面白い(失礼)。こういう次元で議論する本が、日本でも出てもいいと思うのだけど、誰か企画してくれないかな(他人任せ)。いや、『シティズンシップとベーシック・インカムの可能性』は、そういう類の本でもあったわけだけど、何というか、もう少し、新しい所得保障制度をどのように導入するか的な観点を強めた形で、ということ。
でも、直近の仕事は、この本で書かれているようなことそのものが本題というわけじゃないんだよねorz無関係ではもちろんないのだけど。
ちなみに、Polity Pressじゃなくて、Policy Press。間違えないように>自分。