読書

『高畠通敏集5 政治学のフィールドワーク』。第5部の「政治学と私」のところを読む。

高畠通敏集〈5〉政治学のフィールド・ワーク

高畠通敏集〈5〉政治学のフィールド・ワーク

失礼な言い方だけど、平易でシンプルかつ、シャープでクリアカットな文章に少々驚く。
文章を書くときのお手本のような気がした。
アメリカ流の実証研究と「市民政治学」との関係に関わる記述、それから、神島二郎と京極純一を、丸山眞男と対比させる議論も興味深い。
戦後日本政治学史を「戦後政治学」と一括するのではない切り口での学史研究が試みられてもいい頃だろう。