学部ゼミ、院読書会

書くのを忘れていたので書きます。

先日の学部ゼミのテキストは、以下の論文。
・岡野八代「シティズンシップ論再考――責任論の観点から」日本政治学会編『年報政治学2007-2 排除と包摂の政治学――越境、アイデンティティ、そして希望』木鐸社、2008年。
・岡野八代「フェミニズムにおける『公共性』問題」『立命館法学』第316号(2007年第6号)。

立命館法学論文は以下から見ることができます。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/law/lex/07-6/2007-6.htm


それなりに難しいテキストだったわけですが、報告者のAさんを中心にそれなりに議論できました(しかし、肝肝心のケアをめぐる議論は十分にできませんでしたが)。
やはり、Aさんはイギリスでしっかり勉強してきた感じがしますね。
そして、今回改めて気づいたのが、M君の「質問力」。報告のあとにさっと手を挙げて質問できるのは、なかなかの能力です。



大学院読書会のテキストはこちら。

公共善の政治学―ウェーバー政治思想の原理論的再構成

公共善の政治学―ウェーバー政治思想の原理論的再構成

全体として、「時代」に強く規定されている印象です。
戦後民主主義」って何だろうね、という話になりました。まあ、僕にはこの本を読んでよくわかる気がしたのですが。