お買い物

 妻が本を買うのが主たる目的のはずでしたが、またも自分も買ってしまうのでありました。

サブカル「真」論 (That’s Japan Special 連続シンポジウムの記録)

サブカル「真」論 (That’s Japan Special 連続シンポジウムの記録)

 途中のページを開けると、宮台さんが80年代前半と後半の違いを強調しておりました。「北田暁大にも言ったんだけど〜」と書いてあり、とすると、例の『嗤う日本のナショナリズム』での80年代論は宮台氏からの示唆も受けているのかなあ、などと思ったり。
「かまやつ女」の時代―女性格差社会の到来

「かまやつ女」の時代―女性格差社会の到来

 「かまやつ女」と「ギャル系」の「台頭」(?)で、「JJ」の売り上げは落ちてるんじゃないかと興味深い(?)指摘。
 この著者、パルコに勤めていたんですね。どうりで、ファッションに詳しい。
 ところで、この本では、ノンノ系が実は最もお嫁志向なのではないか、といったことが書いてあります。JJとかのコンサバ系はお嫁志向もいるが、キャリア志向もいて、読者層は二分化されているんじゃないか、と。この議論は、小倉千加子『結婚の条件』での議論とは異なっているわけですが、さてどうなんでしょう。
キャリアを拓く―女性研究者のあゆみ

キャリアを拓く―女性研究者のあゆみ

 女性研究者のロールモデルを提供すべく、様々な女性研究者の研究の歩みが語られています。社会科学系では、辻村みよ子江原由美子、目黒依子さんなどが自らの歩みを語っています。小さいけれども、よい本です。
ミッドナイトコール (朝日文芸文庫)

ミッドナイトコール (朝日文芸文庫)

 もともと15年以上前に出た新聞連載エッセイ集。パラパラ読んでいると、そこから変わったこともあるようでいて、何も変わっていないかのようにも思えます。願わくば、何も変わっていないようで、結構変わってきている、と言いたいところですが、さてどうでしょう。