熟議民主主義について

http://d.hatena.ne.jp/mxnishi/20050605のコメントで書きましたので*1、熟議民主主義について日本語で書かれた論文で、本の中に収められているものをいくつかメモしておきます。もちろん、全てではないと思います。

  • 平井亮輔「第9章 対話的正義論とデモクラシーの可能性」、同編『正義:現代の公共哲学を求めて』嵯峨野書院、2004年。

正義―現代社会の公共哲学を求めて

正義―現代社会の公共哲学を求めて

  • 内野正幸「民主制と『弱者にやさしい統治』」、駒井洋編著『日本の選択』ミネルヴァ書房、2002年。

日本の選択もうひとつの改革路線 (Minerva21世紀ライブラリー)

日本の選択もうひとつの改革路線 (Minerva21世紀ライブラリー)

  • 旗手俊彦「法の帝国と参加民主主義」
  • 平井亮輔「妥協としての法」
  • 井上達夫「法の支配」

いずれも、井上達夫ほか編『法の臨界1 法的思考の再定位』東京大学出版会、1999年所収。

法の臨界〈1〉法的思考の再定位

法の臨界〈1〉法的思考の再定位

  • 大矢吉之「熟議民主主義論とその政策理念」、足立幸男ほか編『公共政策学』ミネルヴァ書房、2003年。

公共政策学

公共政策学

  • 江藤俊昭「協働型議会の調整手法としての熟議」、武智秀之編著『都市政府とガバナンス』中央大学出版部、2004年。

都市政府とガバナンス (中央大学法学部政治学科50周年記念論集 (2))

都市政府とガバナンス (中央大学法学部政治学科50周年記念論集 (2))

この論文は(若干改訂しているかもしれませんが)、下記の本の中に収められていたはずです。
協働型議会の構想―ローカル・ガバナンス構築のための一手法

協働型議会の構想―ローカル・ガバナンス構築のための一手法

  • フランク・カニンガム、中谷義和・松井暁訳『民主政の諸理論』御茶の水書房、2994年。

第9章が「審議民主政」です。

民主政の諸理論―政治哲学的考察

民主政の諸理論―政治哲学的考察

それから、山口定先生の下記の本にも少し記述があります。
市民社会論―歴史的遺産と新展開 (立命館大学叢書・政策科学)

市民社会論―歴史的遺産と新展開 (立命館大学叢書・政策科学)

この本も熟議民主主義の「応用問題」の本と言えるかな。
インターネットは民主主義の敵か

インターネットは民主主義の敵か

ひとまずこんなところで。

*1:ここでは自分の書いたものについての間違いも白状してしまっているわけですがorz