さすが世界の?

 で、その会議が終わった後に、外国からの参加者のうち二人、上記の先生、それから僕で、「トヨタテクノミュージアム 産業技術博物館」というところに行ってきたのです。
http://www.tcmit.org/
 ここは、かのトヨタがグループの歩みを様々な展示と映像で見せるところです。一見地味な(?)名前の施設ですが、行ってみると、なかなか迫力がありました。というか、僕が現在自分の部局で広報関係の仕事もしているためにそういう目で見てしまうから余計にそう思うだけかもしれませんが、「トヨタの原点はモノづくり」であること、「研究と創造の精神」を持ち続けていること、を強烈にアピールしていて、大変勉強になってしまいました。
 ここでは、紡績と織機という、今ではきわめて「地味な」ものが、「あのトヨタの原点はここにあり」というモティーフでもって、大々的に打ち出されます。愛知県方面に住む者にとっては(そうでなくても?)、トヨタグループのなかで豊田自動織機が今でも独自の位置を占めていることは、それなりに有名な話ではありますが、ここに来るとそのことを強く印象づけられることになります。 
 そういうわけで、こうやってコーポレート・アイデンティティというのをつくるのだなあ、という点で、広島出身でマツダのクルマに乗っている(笑)僕も、素直に勉強になってしまったのでした。
 だからといって、クルマを買い換えるわけではありませんけれどもねw。