そうか

 今日は本年度第2回の学部ゼミでした。昨年度からゼミは2〜4年合同でやることになってます(これはこれでどうかという意見もありそうですが)。今年の3、4年生は、自分で言うのもなんですが意外に人数が多いのです。で、なんとなく気が大きくなって新2年生もある程度くるかなと思っていたら、今年は結局2人なのでした。orz
 で、自分が1年生対象にやった授業の印象が悪かったのかななどと思っていたのですが、どうやら今年の2年生は、政治学系とか基礎法系とか全体的に数が少ない様子。つまり、今の2年生が入学した年は、ちょうど法科大学院ができた年で、みんな法学部→法科大学院→法曹というコースを、例年以上に強く思い描いて入学してきている可能性があるのです。
 で、実際、新2年生に少し聞いてみたところでは、やっぱり全体的にかなり法科大学院への意識が強いんじゃないか、ということでした。まあ、1年生のころは、例年、それなりに司法試験希望者なども多いので、厳密にこの年度の学生がスペシャルに法曹志向が強いのかどうかはわかりませんが、印象論的には納得したのでした。
 で、その学生さん曰く(以下、実話をもとに若干脚色)「先生も結構人気はあるんですよ」とのこと。思わず、「おお、そうか」などとちょっとホッとするのですが、「でも、シラバスに『政治学』とか『ジェンダー』とかってあると、やっぱ他の(とくに実定法系の)ゼミに行っちゃうんじゃないですかねえ」というのがオチなのでした。思わず、「うーむ説得力あるなあ」などと納得してしまう自分も少しイタいところではありましたが。orz
 しかし、ということは、シラバスにゼミの内容とかあんまり詳しく書かないほうがいいかもしれません。漠然としたことだけ書いておいて、ゼミに入ったら「え、こんなことやるゼミだったの?」と意表をつかれつつ、「でも、まあ仕方ないか」とか思ってやっているうちに、だんだんこの方面の思考に染まっていくというのは、結構イケるかもしれません。
 来年度はちょっと試してみようかな、などと邪推してしまったのでした。