頂きもの

編者大矢根聡先生から、『戦後日本外交からみる国際関係――歴史と理論をつなぐ視座』(ミネルヴァ書房、2021年)を頂きました。どうもありがとうございます。それにしても、ここ数年でどれだけの編著を出されているのかと驚きます。

戦後日本外交からみる国際関係:歴史と理論をつなぐ視座

戦後日本外交からみる国際関係:歴史と理論をつなぐ視座

  • 発売日: 2021/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

頂きもの

寄稿者の大園誠さんと林葉子さんから、出原政雄・望月詩史編『「戦後民主主義」の歴史的研究』(法律文化社、2021年)を頂いておりました。どうもありがとうございます。大園さんは「『戦後民主主義』と丸山眞男」を、林さんは「買売春問題と戦後日本の民主主義――売春防止法制定をめぐる国会と地方議会での議論を中心に」を、それぞれ寄稿されています。

頂きもの

上谷直克さんをはじめとする訳者の皆様から、エリカ・フランツ著(上谷直克・今井宏平・中井遼訳)『権威主義――独裁政治の歴史と変貌』(白水社、2021年)を頂いておりました。ありがとうございます。また、ご紹介が遅れて申し訳ありませんでした。

権威主義:独裁政治の歴史と変貌

権威主義:独裁政治の歴史と変貌

頂きもの

1)共編者の一人である日暮雅夫先生から、マーティン・ジェイ/日暮雅夫共編『アメリカ批判理論――新自由主義への応答』(晃洋書房、2021年)を頂いていました。どうもありがとうございました。日本用に独自に編集された論集です。

2)編者の一人の野口雅弘さん、そして寄稿者の石川涼子、大竹弘二、乙部延剛、松尾隆佑、松元雅和、山岡龍一のみなさんから、野口雅弘・山本圭・高山裕二編著『よくわかる政治思想』(ミネルヴァ書房、2021年)を頂きました。どうもありがとうございます。ものすごくたくさんの政治思想研究者が寄稿している教科書です。
よくわかる政治思想 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)

よくわかる政治思想 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)

  • 発売日: 2021/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
3)著者の乙部延剛さん(OTOBE Nobutaka)から、Nobutaka Otobe, Stupidity in Politics: Its Unavoidability and Potential, Routledge, 2021, を頂きました。どうもありがとうございます。ジョンズ・ホプキンス大学での博士論文を加筆修正して完成した、待望のと言える著作です。

頂きもの

この間の頂きものの一部をご紹介します。
1)著者の網谷龍介さんから『計画なき調整――戦後西ドイツ政治経済体制と経済民主化構想』(東京大学出版会、2021年)を頂きました。どうもありがとうございます。1996年の「助手論文」を内容を発展させての刊行ということです。

2)共編者の伊藤武さん・網谷龍介さんと、寄稿者の野田昌吾先生、近藤康史さん、成廣孝さん、中田瑞穂さん、千田航さんから、『ヨーロッパ・デモクラシーの論点』(ナカニシヤ出版、2021年)を頂きました。どうもありがとうございました。国ごとではなく、テーマごとに構成されたヨーロッパ政治の本です。
ヨーロッパ・デモクラシーの論点

ヨーロッパ・デモクラシーの論点

  • 発売日: 2021/03/10
  • メディア: 単行本
3)監訳者の山岡龍一先生、訳者の寺尾範野さんと森達也さんから、マイケル・フリーデン『リベラリズムとは何か』(ちくま学芸文庫、2021年)を頂きました。定評あるVery Short Introductionシリーズの一冊です。

4)著者(編者)の一人の山岡龍一先生から、松原隆一郎・山岡龍一『社会と産業の倫理』(放送大学教育振興会/NHK出版、2021年)を頂きました。どうもありがとうございます。

社会と産業の倫理 (放送大学教材)

社会と産業の倫理 (放送大学教材)

5)著者の橋本努先生から、『自由原理――来るべき福祉国家の理念』(岩波書店、2021年)を頂きました。どうもありがとうございます。
自由原理 来るべき福祉国家の理念

自由原理 来るべき福祉国家の理念

  • 作者:橋本 努
  • 発売日: 2021/02/18
  • メディア: 単行本

共編著『ハーバーマスを読む』刊行

 11月に、加藤哲理さんとの共編で『ハーバーマスを読む』(ナカニシヤ出版、2020年)を刊行しました。前半(第1部)はハーバーマスの思想における重要トピックを、後半(第2部)はハーバーマスが向き合った諸思想との関係を、それぞれ論じています。トピックも寄稿者も、「ハーバーマスならば、これ(この人)」というもの(人)から、やや意外に思われるもの(人)まで、多彩になっていると思います。目次は、下記をご覧ください。
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b544314.html

ハーバーマスを読む

ハーバーマスを読む

  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: 単行本

翻訳書『正義と差異の政治』刊行

 この度、飯田文雄先生、苅田真司先生、河村真実さん、山田祥子さんとの共訳で、アイリス・マリオン・ヤング『正義と差異の政治』(法政大学出版局、2020年)を刊行しました。原著は、1989年に刊行された、Iris Marion Young, Justice and the Politics of Difference, Princeton University Press です。この本、『正義と差異の政治』は、特に1970年代以降に主流となった現代のリベラリズム・正義論が、文化やジェンダーなどの「差異」の問題の考慮において不十分であることを鋭く指摘した著作として、政治理論・政治哲学における「現代の古典」と言ってもよい地位を占める著作だと思います。翻訳プロジェクトが始まってから、かなりの時間が経ってしまいましたが、何とかこの重要な本の翻訳を刊行できたことを、喜びたいと思っています。

Justice and the Politics of Difference

Justice and the Politics of Difference

 なお、本書以外のヤングの著作の翻訳としては、『正義への責任』(岡野八代・池田直子訳)岩波書店、2014年があります。また、『正義と差異の政治』とほぼ同じ時期に刊行された、フェミニスト政治理論・政治哲学の代表的な本の翻訳として、その他に、スーザン・オーキン(山根純佳・内藤準・久保田裕之訳)『正義・ジェンダー・家族』岩波書店、2013年、キャロル・ペイトマン(山田竜作訳)『秩序を乱す女たち?――政治理論とフェミニズム』法政大学出版局、2014年、キャロル・ペイトマン(中村敏子訳)『社会契約と性契約――近代国家はいかに成立したのか』岩波書店、2017年、などがあります。(もし余裕があれば)これらと併せて読んでみると、政治理論・政治哲学の分野でフェミニズムの問題関心を扱うとはどのようなことなのかについての理解が深まると思います。
正義への責任

正義への責任

正義・ジェンダー・家族

正義・ジェンダー・家族