米盛2007

以前に購入していた米盛裕二『アブダクション勁草書房、2007年、を読み始める。第5章「科学的探究における帰納アブダクション」の終わりの方までと、第6章のミルについての叙述のところを読了。全体の半分ちょっとというところ。

アブダクション―仮説と発見の論理

アブダクション―仮説と発見の論理

プラグマティストのパースによって提案された「アブダクション」という方法を、「演繹」と「帰納」との違いに留意しながらわかりやすく解説していく本。とにかくわかりやすい。若干繰り返しも多いとも言えるが、それくらいでちょうどよいとも言える。「仮説」や「発見」は、帰納でも演繹でもないということを教えてくれる。