読書・斉藤2014

注文していた、齋藤淳『10歳から身につく問い、考え、表現する力』NHK出版新書、2014年、を読了。

 細かいところはともかく(研究のタイプの違いが関係するかも)、大枠においては共感するところの多い本でした。教える側の立場では、第2章「『問う』ための環境づくり」が大事と思いました。僕のゼミでも、ここに書かれていることと似たようなことを伝えているつもりではあるのですが、さて伝わっているでしょうか。 
 研究者としては、問うこと、考え続けること、その結果として新たなものを生みだそうとすること、の大事さを改めて認識しました。研究者ならば当たり前でしょ、と思われるかもしれませんが、これをずっと続けていくことは、言うは易く行うは難し、であると認識しておりますので。