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小谷敏『ジェラシーが支配する国』高文研、2013年、も読み始めた。現在、三分の一強ほど。

ジェラシーが支配する国

ジェラシーが支配する国

今のところ、漠然と予想していたのとちょっと違う内容なのだけど、それは悪い意味ではない。
今は、ある宗教学者のところを読んでいるのだけど、彼の発言が引用されているところを読んで、ふと、宮台さんの例の「終わりなき日常を生きろ」のメッセージを、今の僕は、「政治の不可避性/重要性」として受け止めているのではないかという風に思った。「ここではないどこか」を目指すことを断念するということはつまり、自分とは異なる利害・意見・立場の人々と、どうにか折り合いをつけて生きていくということだ。そのための方法こそがつまりは「政治」というわけだ。