お買いもの・読書

さやわか『僕たちのゲーム史』星海社新書、を買い、なかば発作的に読み終えました。

僕たちのゲーム史 (星海社新書)

著者のことは、少し前に朝日新聞の「ニュースの本棚」でゲームをテーマに書いているのを見てちょっと気になっていたのですが、この本も、なかなか良い本だと思いました。今日のゲームの到達点（の一つ）は、なんというか現代社会の特徴の一つであるようにも思いました。
また、本書が「良い」本である理由の一つは、「ゲーム」を素材とした歴史的な叙述を、視点と問いを明確にした形で行っていることです。また、様々な雑誌からの引用の丁寧なパラフレーズも印象的です。「ですます」調であるとはいえ、「論文」の一つのスタイルとしても勉強になるのではないかと思いました。