読書

塩原良和『変革する多文化主義へ』(法政大学出版局、2010年)をちょっと読んでみる。某さんからお借りしたのだけど、なぜお借りしたのかと言えば、著者の塩原さんにお会いしたからである。

ひとまず、序章「岐路に立つ多文化主義」、第1章「『統合』と『管理』の論理としての多文化主義」を読み、それから終章をざっと。オーストラリアの「多文化主義」について素直にいろいろと勉強になるとともに、「変革する多文化主義」のために「対話」の重要性を強調される姿勢がとても興味深く、拙編著『語る』(風行社)に書いていただいていたら面白かったかも、などと思ったりする。