佐藤 2009

佐藤嘉幸『新自由主義と権力』人文書院、2009年。第1部「新自由主義と権力」を、ざっと読んだところ。

新自由主義と権力―フーコーから現在性の哲学へ

新自由主義と権力―フーコーから現在性の哲学へ

ざっとなので、感想なども言えないけれど、ちょっとだけ述べさせてもらうと、「環境介入権力」を市場と競争の場作りということと(ほぼ?)同じ意味で捉えるのは、近年流行りの「環境管理型権力」とか「アーキテクチャの権力」とかの話とは、たぶん違うのではないかと思った。というのは、競争させるというのは、それと意識させて頑張らせるということであり、つまりは、(よく言えば)インセンティブを与えようという話だろうけれども、巷での「環境管理」はそれと意識させずに行動させる、というところが議論のポイントとなっているのだから。


さて、僕はどうすべきなのかな。。。。