Guy Standing

この前集めた論文のうち、Guy Standing, "Why Basic Income Is Needed for a Right to Work," Rutgers Journal of Law & Urban Policy, Vol. 2, No. 1, 2005を読む。どうやら、何とかという人への反論として書かれたものらしい。
生活の基本的な保障として、「job」ではなくて、まっとうな「work」(それは彼によれば古代ギリシャにまで遡ることのできる考え方で、有償かどうかとは関係がない)への「権利」を保障するために、ベーシック・インカムが重要なのだ、という話。悪条件で強いられる「job」への短期的な選択を強いられるのではなく、ベーシック・インカムによって、長期的な視座で「work」を選択できるようにするべきだ、とも。


ちなみに、ガイ・スタンディング氏は、3月下旬に来日・講演予定です。また、そのうちお知らせします。