読書

買ったばかりの本を、全部ではなくて、興味を持ったところを(半分くらいかな)ざっと読む。

1968年に日本と世界で起こったこと

1968年に日本と世界で起こったこと

思っていたよりも、あっさりしていたのだけど、それは各章が短いので仕方ないのかな。「新しい社会運動」という名称をどこまで使うべきなのかとか、やっぱり昭和30年代と40年代とでは大きな断絶があるのではないかとカ、大嶽秀夫先生が書いているよねとか、いろいろなことを雑駁に思う。

こちらの本も読了。
社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

いろいろと興味深い。たとえば、第12講では、「変化」についての二つの考え方の指摘など。
稲葉さん的には、社会学は、経済学あるいは心理学に比べて折衷的で今後どうなるか分からないということのようだけど、それでいくと、政治学はもっとそうであるような気がする。政治学に固有な理論的立場なり方法なりというものがあるのかというのは、政治学者を悩ませている大きな問題だろう(といっても、みんなが悩んでいるわけではないだろうけど)。
あとは、この本の内容を、学部の1年生のどのくらいの範囲の人が面白がったり、よくわかったと言ったりするのかも、興味のあるところ。どうなんでしょうね。