ティアナ・ノーグレン『中絶と避妊の政治学』青木書店、2008年。監訳者の岩本美砂子先生より頂きました。どうもありがとうございます。
中絶と避妊の政治学 戦後日本のリプロダクション政策 [ ティアナ・ノーグレン ]
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- 作者: ティアナノーグレン,Tiana Norgren,岩本美砂子,塚原久美,日比野由利,猪瀬優理
- 出版社/メーカー: 青木書店
- 発売日: 2008/08/01
- メディア: 単行本
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1章、2章、そして監訳者による「解説」をぱらぱらと見る限りでは、本書は、まさに「政治学」の本です。具体的には、歴史的制度論というか経路依存性で味つけをした多元主義論に基づく政治過程分析の書であるように思われます。
そういう意味では、分析枠組みそのものとして特段に新しいというわけではないのだろうとは思います。が、政治学の分析枠組みで日本政治の全体的特徴を意識しつつ、中絶と避妊に関する資料をきちんと分析しているという点が、重要なのだと思います。