お買いものと読書

 買って読了。

ニッポンには対話がない―学びとコミュニケーションの再生

ニッポンには対話がない―学びとコミュニケーションの再生

なかなか面白い本でした。全く同じというわけではないけれど、僕の考えている熟議民主主義のイメージ、というかどうして熟議民主主義が必要なのかのイメージ、にかなり近いように思いました。
 つまり、異質性が高まる中では、「対話」を通じてやっていくしかないのではないか、ということですね。
 そして、異なる考え・価値観があることを踏まえるとはどういうことなのか、そのことを理解させる教育とはどういうものなのか、ということが、とても丁寧に語られているように思います。
 実際(?)、一箇所「熟議の民主主義」という言葉も出てきます(164頁)。「政治用語」と書かれると、「政治学の用語」と書いてほしかった気もしますけれども、まあそれはあまり大したことではありません。