そうか、そうだな

最近新聞で読んだ二つの話(若干不正確かも。お許しを)。

1)モネの「印象・日の出」の紹介記事で、このが発表された時、「印象でまともな絵など描けるか」(大意)と言われ、揶揄的に「印象主義」とレッテルを貼られた。でも、そこから文字通り「印象派」が始まった。


2)体操の富田選手についての記事。「ライバルを意識することは?」との質問に、「ない」との返事。「参考になる動き、勉強になる動き」を持つ選手は「見本」だけれども、「こいつがライバル」とか「こいつに絶対勝ちたい」とかいうことはない。「問題となるのは自分自身」というわけだ。


 どちらも自分の現状に照らし合わせてみると、参考になるというか反省を迫られると言うか。
 1)の話はもちろん知ってはいたけれど、研究の世界でも、既存のものを打ち破る姿勢を忘れてはいけないな、とあらためて思わされる。「○○で学問になるか」と言われたって、自分の信じる道を進むことも、やっぱり大切なのである。
 2)の話は、他者との関係を意識しまくってしまっている自分に「反省せよ」と言っているようだ。「問題となるのは自分自身」。全くその通り!他者の評価に一喜一憂し、スゴい研究が出たと知ればなぜか意気消沈する・・・というような振る舞いでは、ダメである。周りがどうであろうと、「参考」になるものはそれとして受けいれ、自分自身を見つめなおすだけだ。
 いやはや、まだまだ修行が足りない。というか、修行しなおさなければいけないんだろうな(苦笑)。