読書

小倉千加子『オンナらしさ入門(笑)』。

オンナらしさ入門(笑) (よりみちパン!セ 27)

オンナらしさ入門(笑) (よりみちパン!セ 27)

 高度な内容をわかりやすい言葉に換えて、「女(オンナ)らしさ」の形成について説明した本。文体も、うまくいえないけれど、絶妙な感じ。とてもよくできた本なのではないかと思います。ゼミのテキストにしてもよかったかな(と、いっても刊行された時には既にゼミの日程も決まっていたのですけれどもね)。
 タイトルもそうですが、「ワタシたち、イバラの道を行くの」というオビのキャッチも、なぜかとても印象に残ります。
 ところで、この本の話でいくと、他人の目を気にするあるいはファッションなどに強く関心を持つ男の子多数の出現は、ジェンダーのあり方が変わっていくことを示唆していることになるのかな。