採点

 試験の採点というのはどうにも気が重いものです。と、断言してしまっていいのかどうかわかりませんが、まあ、それはともかく。
 で、気が重くなる理由としてはいくつかあるわけですが、時間もないのでw、一点だけ。
 たとえば、叙述がかなり力強く、確かにそれなりの知識と思考力も窺われるのですが、それでいて、時折、こちらには支持しがたい断定的表現が含まれている答案にどういう評点をつけるかは、個人的にはなかなか気の重い問題です。とくに、その断定された部分にはこちらとしてはかなり違和感があるのだが、しかし、仮にその部分を自明視して是非を問わないとすれば、それなりに筋は通っている、という場合が厄介です。
 とりわけ、僕の場合、講義内容についての知識を直接に問うような出題ではないだけに、いっそう困ってしまうわけです。もちろん、該当箇所について「その認識は端的に間違っている」と断言してしまえば、話は早いわけですが。


 ところで、こちらは技術的というのかなんというのか、「ですます調」で答案を書くのはやめましょうw。当然、「ですます調」と「である調」を混在させるのも、やっぱりやめましょうw。
 混在パターンというのは、意外に多くて、さんざん「である調」で書いてきた答案に、まとめの部分で突然、「だから、××なのです」とかやられると、読み手としては、「ありゃ(>_<)」という状態になるわけです。
 かくいう僕も、このブログは主に「ですます調」で書いていて、でも時々「である調」が混ざったりしております。本当は、全部「である調」で統一した方が書きやすいのですが、ちょっとだけ無理して「ですます調」で書いているので、なかなか具合が悪いのですね。でも、開き直るわけではありませんが、僕のブログはあくまで「雑感」を記している場なので、それでもいいわけですが、試験、レポート、論文の類となれば、やっぱり話は別なのです。その辺の「境界線」は、踏まえる必要があります。


 以上、ちょっと逃避してみました。