創造性

 前から自覚していることなのですが、僕には、創造性というものが欠けているのです。と、このように言うと決まって「謙遜して」とか、「そのように断言できる人はそうではないのだ」とか、言われるかもしれませんが、それにもかかわらず、そうなのです(指示語が多いですね)。
 ある方が、「自分はいろいろとアイデアを出したり、新しいことを考えるのは得意だが、出来上がったものをミスがないかチェックしたりするのは大の苦手で*1、そのようなことばかりやらされていたら、息が詰まってしまう」とおっしゃっていました。僕も、ミスのチェックなどが大の苦手である点ではこの方と共通するのですが、だからといって、アイデアを出したり、新しいことを考えたりすることができるわけでもありません。というか、「新しいことを企画せよ」と言われると、何も思いつかず、本当に途方に暮れてしまうのです。
 じゃあ何が得意なのかというと困るのですが、多分、ある程度、方向性とか枠組みとかを与えられた上でやる作業が相対的にはマシなのかもしれません。
 僕とは対照的に、妻は、新しいことを考えたり始めたりするのが好きなタイプで、妻の行動を見ていると、「よくそんなに思いついて実行できるよね」と思います。
 研究をやっていく身としては結構困ったことなのですが、まあ、しかし、仕方ないです。こればっかりは。

*1:とくに校正は大の苦手。