お買い物

“現代家族”の誕生―幻想系家族論の死

母という暴力

民主主義対民主主義―多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究 (ポリティカル・サイエンス・クラシックス)

「ポリティカル・サイエンス・クラシックス」というシリーズもので今後もいろいろ出るようです。冒頭の河野勝氏と真渕勝氏の「ポリティカル・サイエンス・クラシックス　刊行にあたって」を読んで、かつて政治学会年報に載った河野さんのシュムペーターについての論文の記述と、Ｔさんが以前おっしゃっていたことを思い出しました。

あと、『インパクション』第147号の特集「現代日本における文化戦争」がなかなか面白いです。冒頭の斎藤貴男・伊藤公雄「対談　現代日本における文化戦争」とか、海妻径子「対抗文化としての〈反「フェミナチ」〉」とか。海妻さんの文章、以前に読んだものはちょっと違和感あったんだけど、今回のは基本的に素直に興味深く読みました。でも、やっぱり、「草の根」もさることながら、それがそこで止まらず、政治エリート、しかも国政レベルの政治エリートまでも、反ジェンダーフリー＝反ジェンダー＝反男女共同参画基本法と言い出していることの意味も大きいとは思うのですが。