第3回日本ミニ・パブリックス研究フォーラムのご案内

 既成の民主主義制度の混乱が世界各国で起こっています。その一方、無作為抽出された市民(ミニ・パブリックス)の政策決定への活用が進み、その世界的ネットワーク(デモクラシーR&D)が作られ、民主主義の新しい可能性が拓かれつつあります。
 第3回フォーラムでは、日本の活動・研究に関する報告として、まず、市民が主導してきた市民討議会の10年を振り返ります。次に、盛岡市における公共施設再編に関する市民討議会の活用の報告があります。最後に、地球規模のリスク問題に対するミニ・パブリックスの役割を考えたいと思います。
 次に海外からの報告として、昨年に引き続き来日するカイル・ボチェンコ所長(ジェファーソン・センター)と、デモクラシーR&Dを推進するデイヴィト・シェクター氏(ニュー・デモクラシー財団)より、各国で進展するミニ・パブリックスの取り組みと世界的ネットワークについて報告を受けます。
 民主主義の新しい可能性に関心を持たれる多くの方々が参加されることを願っています。


共同代表 坂野達郎(東京工業大学)/篠藤明徳(別府大学)/田村哲樹名古屋大学


         記

1、 日時 2017年12月9日(土)13:00〜17:30
2、 会場 東工大大岡山キャンパス 西9号館3階933教室
3、 概要
12:30 受付開始
13:00 開会の挨拶 

[第1部]日本の報告
13:10 「市民が取り組んだ市民討議会の10年間を振り返って」
   (吉田純夫、小針憲一)
13:50 「盛岡市の公共施設再編に関する市民討議会の活用とその後」
   (上森貞行)
14:30 「地球規模のリスク問題に対するミニ・パブリックスの役割」
   (三上直之)
15:10 休憩 


[第2部]海外の動向(日本語通訳有)
15:30 「ジェファーソン・センターの今年の活動とミニ・パブリックスの展望」
      カイル・ボチェンコ(ジェファーソン・センター:アメリカ) 
16:30 「世界におけるミニ・パブリックスのネットワーク」
      デイヴィット・シェクター(ニュー・デモクラシー財団:オーストラリア)
17:30 閉会の挨拶

4、 懇親会 18:00〜20:00

5、  研究会 12月10日(日)9:30〜13:00
 (研究会では、昨年同様、少人数で海外ゲストと質疑応答の時間を持ちます。)


■連絡先:東京工業大学坂野研究室内 日本ミニ・パブリックス研究フォーラム事務局
    e-mail : tsakano[at]valdes.titech.ac.jp
 (フォーラム、交流会、(10日の)研究会の参加をご連絡ください。)