頂きもの

 キャンベラ出張前から出張中に、たくさんの(しかも多くは重厚な)ご本をご恵投いただきました。
1)共編者の一人の竹島博之さんから、出原政雄・長谷川一年竹島博之編『原理から考える政治学』(法律文化社、2016年)をいただいておりました。どうもありがとうございます。第1部が「政治の原理」、第2部が「現代政治の争点」という二部構成になっています。

原理から考える政治学

原理から考える政治学

2)井上裕司さんから、『コミットメント制度としてのEU――特恵的貿易協定の政治経済学』(文理閣、2016年)をいただきました。どうもありがとうございます。井上さんは、大学院の後輩です。刊行おめでとうございます!3)共編者の一人の角松生史先生から、角松生史・山本顕治・小田中直樹編『現代国家と市民社会の構造転換と法――学際的アプローチ』(日本評論社、2016年)をいただきました。どうもありがとうございます。科研費の共同研究の成果と聞いています。
現代国家と市民社会の構造転換と法 学際的アプローチ

現代国家と市民社会の構造転換と法 学際的アプローチ

4)訳者の方々から、ジョン・ガステイル/ペリー・ディース/フィリップ・J・ワイザー/シンディ・シモンズ、ダニエル・H・フット監訳、佐伯昌彦・森大輔・笹倉香奈訳『市民の司法参加と民主主義――アメリカ陪審制の実証研究』(日本評論社、2016年)をいただきました。どうもありがとうございます。著者の一人のJohn Gastil氏は、熟議民主主義、参加民主主義で有名な人です。原著のタイトルも、The Jury and Democracy: How Jury Deliberation Promotes Civic Engagement and Political Participationとなっています。
市民の司法参加と民主主義

市民の司法参加と民主主義

5)編者で同僚の本秀紀さんから、『グローバル化時代における民主主義の変容と憲法学』(日本評論社、2016年)をいただきました。どうもありがとうございます。こちらも科研費共同研究の成果であり、「民主主義憲法学の可能性をさらに発展させようとするもの」(4頁)です。6)訳者の朴沙羅さんから、アレッサンドロ・ポルテッリ『オーラルヒストリーとは何か』(水声社、2016年)をいただきました。どうもありがとうございます。朴さんとは、僕のANU在外研究時に滞在が重なったことがあり、そのご縁でご恵投いただいたものと思います。タイトルの通り、オーラル・ヒストリーについての本ですが、朴さんによる「訳者あとがき」によれば、本書は「いかにして断片的な記述から歴史を描くか」という問いに答えようとするものだとのことです。
オーラルヒストリーとは何か

オーラルヒストリーとは何か