読書・バスカー 2009

 故あって、途中で止まっていたロイ・バスカー(式部信訳)『科学と実在論法政大学出版局、2009年、を再び読み始める。第1章「哲学と科学的実在論」まで。

科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス)

科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス)

 ロイ・バスカーの名前そのものはもうずっと前から知っている。なぜかというと、(きっと前に書いているが)田口富久治先生の『政治学講義』名古屋大学出版会、1993年、の最初に出てくるからである(が、当時はほぼ理解できていなかった…)。そして、(今では)批判的実在論の基本的な発想は知っているつもりである。それでも読み進めるのは難しい。。。