塩原2012書評

 『三田社会学』(第18号、2013年夏)という慶應義塾大学の三田社会学会の雑誌に、塩原良和『共に生きる』(弘文社、2012年)の長文の書評を書きました。検索してみたところ、少々入手しにくい雑誌のようです。
 書評ではありますが、著者ご本人からのご指名での執筆とあって、12000字くらい書きました。本書の意義を示したのち、論点として、1)本書における事実と規範の関係をどのように評価するか、2)「対話」のための制度をどのように考えるのか、3)どのようにしてマジョリティが対話に入ることができるのか、という三つを挙げて論じました。

共に生きる-多民族・多文化社会における対話 (現代社会学ライブラリー3)

共に生きる-多民族・多文化社会における対話 (現代社会学ライブラリー3)