研究会+食事

 今日は昼まで起きられず(いや正確には朝いったん起きて、朝ごはんを食べてまた寝て)、ようやく昼に起きて、インスタントラーメン(オーストラリアでも売っている)と昨夜の残り物の昼食、洗濯などしたあと、研究会に。
 研究会というのは、日本の某大から来ているI先生、こちらの日本人院生のKさん、Iさんと行ったものです。
 言いだしっぺは、I先生だったのですが、それは、齋藤純一『政治と複数性』の第2章「デモクラシーと社会統合」について議論しよう、というものだったのでした。まさか、オーストラリアにきて、齋藤先生の本について議論することになるとは思いませんでしたが、そういうこともあるのですね。

政治と複数性―民主的な公共性にむけて

政治と複数性―民主的な公共性にむけて

 議論では、僕は齋藤先生擁護的な立場で議論することになったのですが、なるほどそういう見方もあるのだなと勉強になりました。
 まあ、これくらい英語で議論できるようになりたいものです。
 終了後は、アジア系のレストランが多くあるという地区に移動して、食事。「キャンベラには何もない」的なことを書き散らしてきましたが、訂正します。あるところにはある、ただし、よくわかっていないとわからないし、クルマを持っていないと出会わない、と(笑)。
 一昨日に、ルータを買いに行った時には、ちょっと郊外の大きめの電器屋がたくさんある地区で、「ああ、こんなところもあるんだ」と思いましたが、今日の、アジアレストラン街も、エリアの雰囲気的には、郊外のショッピングセンター風なのですが、でも、店は本当にたくさんあって、「一つの町にスーパー一軒だけ」みたいな雰囲気とは違っていました。
 その中のインドネシア・マレーシア料理(でしたよね?)の店に入って、食事とお酒。お酒は、結構持ち込みが可能みたいなのですが、店によって「ワインだけ」とか決められている場合もあります。今日の店は、「ワインのみ」の店だったので、ワインとともに買い込んだビールは飲めず、みんなで分けて持ち帰りました。
 食事のあとは、シビックという中心部に移動して、喫茶店でコーヒーとケーキ。カフェラテがグラスで出てくることが多いのですが、それはイタリア風なんだそうです。ちなみに、僕が頼んだのは、Flat Whiteという名前のコーヒー。これは、コーヒーとミルクが2対1か3対1くらいで混ぜられたものだそうです。ちなみに、カフェラテは、半分ずつです。以前に、「フラット・ホワイト」というのは、オーストラリア特有の呼称だと聞いたのですが、ネットで見ると、ニュージーランド
という説もあるようですね(「つや消し」の意味ではないようです)。
 まあ、ビールでもそうなのですが、オーストラリアの飲み物は、「苦味」が結構絶妙な気がします。「苦い」ばかりではなく、にもかかわらず、しっかり「苦い」という感じですね。ビールだと、こちらの「ビター」と称されているビールがそんな感じです。有名なビールは、「VB(ビクトリアン・ビター)」ですが、苦いけど苦くないので、ビール嫌いの人でも、いけると思います。 
 話を戻すと、僕以外のメンバーは、皆、海外経験が長い人たちなので、学界の日本との異同の話から、英語の苦労話まで、いろいろ参考になったり、勇気づけられたりしました。
 海外にきて、日本人と接するのはどうかという考えもあるのだと思いますが、確かに、日本人「ばかり」と接しているのはあまりよくないだろうと思います。英語も上達しないでしょうし。でも、日本語で話せる関係も、それはそれでやっぱり大事で、精神的に安心できるという話だけではなく、いろいろと学べることも多いと思います。