今日もセミナー

というわけで、今日の午前も、熟議民主主義セミナーでした。
報告者は、昨日のCor教授と同じくオランダから客員で来ているAnk Michels氏(ユトレヒト大学)です。
彼女の報告は、市民参加の諸形態を類型化し、それぞれについて「民主主義」度合を測定し、どのような市民参加形態がより民主主義促進的かを考えようとするものでした。
が、これの詳しいバージョンを、月曜日に熟議民主主義関係者だけでなく、それ以外の政治学関係者も出席するセミナーで報告されており、今回は(おそらく)、熟議民主主義論関係者(というのは、「Deliberative Democracy and Global Governance」という名称でドライゼック氏が主宰しているプロジェクトの関係者ということですが)に、 特にいくつかのポイント・検討課題について意見を聞きたい、という趣旨のものでした。
というわけで、内容がポイントに絞りこまれていて、通常の報告とは少々異なっていた上に、そうであるが故に、レジュメもシンプルだったこともあって、討論も含めて、昨日よりは聞いていて「苦戦」しました。
まあ仕方ないですね。
Cor氏とAnk氏は、来週には帰国(もともと一か月の滞在予定)ということで、今週末には、』の熟議民主主義プロジェクト関係者で歓送会ディナーが開催されるようです。英語での(さらにお酒の入った)食事会は、日本語での飲み会と(全く!)違って、僕にとっては、相当な「修行の場」なのですが、そうであるがゆえに、出席するつもりです。
ちなみに、そのメールには、ベルギービール→タイ料理→トルコ風コーヒー(どんなものかは知らない)というのが、「オージー・スタイル」なのだと書いてありました。和洋折衷という感じなのでしょうか。


「修行」といえば、11月の初頭に、ポリティカル・サイエンス・プログラム(リサーチ・スクール・オブ・ソーシャルサイエンスの中の政治学科ということになります)で、「合宿」があるらしく、それにも誘っていただいたので、行くことにしました。
「合宿」といっても、レクレーションが中心で、あいだに、大学院生の報告がいくつかあるようです。
「合宿」もそれほど好きではない(出不精)上に、英語環境ですから、レクレーションといっても「修行」度合が高まってしまうのですが、でも、行かないわけにはいかないですね。そのころには、学内の語学学校に通って一か月近く経っているころなので、多少は(いや、願わくば、相当に)英語力も改善されていることを信じて、待ちたいと思います。