Chambers


・Simone Chambers, "Deliberative Democratic Theory," Annual Review of Political Science, No. 6, 2003.


公法、国際関係、公共政策、経験的研究、アイデンティティ・多様性・承認論、という5つのフィールドにおける熟議民主主義研究の動向をレビューしている。最後のフィールドに関して、熟議民主主義論において「論証と理性(理由)と見なされうるものの明確な拡大」(322)が見られ、「熟議民主主義論の次世代は、多様性理論(diversity theory)でもあるだろう」と指摘されている点が興味深い。