2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

春の気配ほか

相変わらず、朝晩はしばしば氷点下まで冷え込むキャンベラですが、春の気配も感じられるようになってきました。 以下は、そのへんの景色です。 キャンベラの基幹道路(?)の一つ、ノースボーン・アベニュー。 キャンパス内での夕暮れ。 ちなみに、真ん中の…

Blue Labour

数日前に、某さんに教えてもらった新聞記事に、イギリス労働党の最近の理念として、「ブルー・レイバーBlue Labour」というのが紹介されていました。 労働党の現在の党首エド・ミリバンドのブレーンである、Maurice Glasmanという人がその主唱者だということ…

新刊メモ

Jack KnghtとJames Johnsonの本が出るようだ。 Jack knight and James Johnson, The Priority of Democracy: Political Consequences of Pragmatism, Princeton University Press, September, 2011.The Priority of Democracy: Political Consequences of Pr…

雑感

帰国が迫ってきたせいか、そうでなくてもなのかわかりませんが、ここのところ、我が学部絡みの、細々とした(と言いきっていいのかどうかは微妙な)仕事が舞い込んで来ます。 それらに仕事をやりながら、いろいろなことを思うわけですが、前向きに思うことと…

頂きもの

訳者のみなさまからということで、デイヴィッド・レオポルド/マーク・スティアーズ編著(山岡龍一・松元雅和監訳)『政治理論入門――方法とアプローチ』(慶応義塾大学出版会、2011年)を頂いたようです。 どうもありがとうございました。政治理論入門―方法…

Strathausen 2009など

Carsten Strathausen (ed.) A Leftist Ontology: Beyond RElativism and Identity Politics, University of Minnesota Press, 2009、を借りてきて、William ConnollyのForewordや、Sorin Radu-Cucu, "Politics and the Fiction of thePolitical"などをぱらぱ…

「親友」

昨日妻に聞いた話によると、次男が 「ね〜、ね〜、かあさん、オレの親友は、やっぱり○○と××だと思うんだよね〜。 あ、最近は△△もかな」と言っていたらしいです。 そうかそうか。 大きくなっても、相変わらず、なんだかほほえましい次男君です。

読書

研究面でも、そうでない面でも、いろいろとやらねばならない作業が控えていて焦りを感じる今日この頃なのですが、そんな中でなぜか突然、ハーバーマス/ルーマン(佐藤・山口・藤沢訳)『批判理論と社会システム理論』(木鐸社、1987年)を読んでいるわけで…

西岡2011

西岡さんの論文をメモ。 昨年の公共政策学会での報告論文を元にしたもののようです。 西岡晋「政策過程論の『構成主義的展開』」『金沢法学』第53巻第2号、2011年、97-140頁。 下記からダウンロードできます。 http://ci.nii.ac.jp/naid/120003002564 も…

読書

上野千鶴子『不惑のフェミニズム』(岩波現代文庫、2011年)を読了。不惑のフェミニズム (岩波現代文庫)作者: 上野千鶴子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/05/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (12件) を見るよい読…

森元監督逝去

サッカー元日本代表監督の森孝慈氏が逝去されたとの報道があった。 森氏は、1985年のワールドカップ最終予選進出の対韓国戦、国立競技場が(恐らく初めて)日本代表の試合で満員になった時の監督だった。 あの時、多分僕は直接テレビで見ていたはずで、正直…

Laclau 1990

あと、Ernesto Laclau, New Reflections on the Revolution of Our Time, Verso, 1990,を読み始めてます。まだ読み始めたばかりですが、なかなか面白いです。まさに、「ポスト」マルクス主義の「政治」理論。New Reflections on the Revolution of Our Time …

読書

上野千鶴子『不惑のフェミニズム』(岩波現代文庫、2011年)を読書中。三分の二くらい読了したところ。不惑のフェミニズム (岩波現代文庫)作者: 上野千鶴子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/05/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 47回この商品を含…

冬のキャンパス

日本が猛暑である中で、すっかり冬です。 最後の写真は、オーストラリアでは駐車する時に、このような駐車のルール(駐車可能車両の種類、駐車可能時間など。ルール適用日時が平日だけとか、土曜の午前までとかいろいろあるので(それ以外の日時はフリーとい…

荷物の発送

今日は一足先に、本を段ボール5箱、日本に送りました。 こちらからの発送は、郵便局だと、航空便しかないのですが、DHLという宅配会社ならば、時間は3〜4週間ですが、それなりにリーズナブルに送ることができます(ただし、荷物の中身のかなり詳細な記…

Miller 2010

Tina Miller, Making Sense of Fatherhood: Gender, Caring and Work, Cambridge University Press, 2010. とりあえずメモだけ。Making Sense of Fatherhood: Gender, Caring and Work作者: Tina Miller出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: …

読書・塩原 2005

塩原良和『ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義――オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容』(三元社、2005年)を読了。ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義―オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容作者: 塩原良和出版社/メーカー: 三…

杉田編2011

杉田敦編『政治の発見7 守る――境界線とセキュリティの政治学』(風行社、2011年)が届きました。寄稿者は、編者の他、鵜飼健史、中村研一、土佐弘之、河合幹雄、納家政嗣、梅森直之、松元雅和、大江正章の皆さんです。守る―境界線とセキュリティの政治学 (…

Honig 2007

その要旨作りに関係するかもと思い、Bonnie Honig, "Between Decision and Deliberation: Political Paradox in Democratic Theory," American Political Science Review, Vol. 101, No. 1, 2007、を飛ばし飛ばしざっと読む。 論旨をちゃんと理解するには、…

要旨提出

今日が締め切りの、秋の日本政治学会報告要旨の提出を、何とか済ませました。 なかなか議論の構図が定まらず、苦労しました。 そのあげくに、最初の地点に戻ってしまったような気もします。 これからもう一段階、自分の思考を引き上げる必要があると思います…

頂きもの

1)編者の先生方からということで、苅部直・宇野重規・中本義彦編『政治学をつかむ』(有斐閣、2011年)を頂いたようです。どうもありがとうございます。政治学をつかむ (テキストブックス[つかむ])作者: 苅部直,宇野重規,中本義彦出版社/メーカー: 有斐…

Hansen 2010

Allan Dreyer Hansen (2010) "Dangerous Dogs, Constructivism and Normativity: The Implications of Radical Constructivism," Distinktion, No. 20, 2010, pp. 93-107, を再読。 再読して、だいぶ議論の趣旨がわかった。 「理論」(構築主義とか本質主義…

三谷2002

三谷武司さんの2002年日本社会学会報告「システム合理性概念の規範論的解明」の内容が(ずいぶん前に)アップされていたのを知ったので、メモしておく。http://d.hatena.ne.jp/takemita/20061218/p1

お買いもの

Law and Agonistic Politics (The Edinburgh Centre for Law and Society)作者: Andrew Schaap出版社/メーカー: Routledge発売日: 2009/02/28メディア: ハードカバー クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見るJustice, Equality and Constructivism: …

Schaap 2009

Andrew Schaap, "Introduction," in Andrew Schaap (ed.) Law and Agonistic Politics, 2009を読了。 アゴニズムの三類型を提起している。今の僕の関心にとっては、なかなかに興味深い内容。Law and Agonistic Politics (The Edinburgh Centre for Law and S…

少しだけトレーニング

こちらに来てから体重が増えたのではないかという懸念、その懸念を実証するように某さんに「少し太りました?」と言われたこと、そして5月に腰が痛くなったこと(今は全く問題なし。飛行機のせいかな)、などなどがあって、最近、腹筋、背筋運動をやるよう…

個人的なあとがき

ちょうど刊行されたばかりの『模索する政治――代表制民主主義と福祉国家のゆくえ』(ナカニシヤ出版)には、「あとがき」があり、そこには、本書成立の事情がつづられています。ここでは、この本をめぐる、もう少し「個人的な」思いを「個人的なあとがき」のよ…

ラクラウ

エルネスト・ラクラウ「アイデンティティとヘゲモニー」バトラー/ラクラウ/ジジェク『偶発性・ヘゲモニー・普遍性』(青土社、2002年)を再読。偶発性・ヘゲモニー・普遍性―新しい対抗政治への対話作者: ジュディスバトラー,スラヴォイジジェク,エルネスト…

頂きもの

土倉莞爾先生から、『拒絶の投票――21世紀フランス選挙政治の光景』(関西大学出版部、2011年)を頂きました。どうもありがとうございます。拒絶の投票―21世紀フランス選挙政治の光景作者: 土倉莞爾出版社/メーカー: 関西大学出版部発売日: 2011/06メディア: …

引き続き

焦点が定まりきらず、茫漠としている感じ。 勉強量が足りないからそうなるんである。 ごくまれに、あまり勉強してなくてもそれなりに焦点が定まった感じになる時もあるかもしれないなあとちょっと思ったけど、いや、あったとしてもめったにないだろうそれは…