「一生の友人」

 中学生の頃には、「高校時代の友人は一生の友人」といった話を(少なくとも昔は)よく聞く。僕の場合、広島から離れたことに加えて、元々の非活発な性格もあってか、高校時代の知り合いで今も直接的な連絡が取れているのは、年賀状のやり取りをしている一人だけである。そういう意味での「一生の友人」はいない。
 それでも、このブログでも時々書いているけれども、同級生というか、バスケットボール部(班)のチームメイトのことは、時々思い出す。彼らの、ここ一番での着実なプレイ、ゲームにおけるとてつもない強気のメンタリティ、そしてバスケットを楽しんでいた様子。こうしたことを思い出すたびに、今の自分を反省させられるような気持になる。そして、そのうちの何人かは、現在では、それぞれの筋ではそれなりに存在感のある企業の社長になり、また別の人は、あるスポーツのコーチもしていたようだ(今も務めているかもしれない)。
 こういうことを思い起こすたび、たとえ会っていなくとも、やっぱり彼らは「一生の友人」なのかもしれない。高校を卒業して30年近く経った今でも、自分に影響を与えてくれているのだから。