お買いもの2・読書

 この間、ネットなどで話題になっていたのを見かけて気になっていた次の2冊の本を買い、ざっと読みました。

「指導死」

「指導死」

 『その島の人たち』は、自殺が少ないいくつかの地域を歩いた著者が、コミュニケーション・つながりのある特徴的なあり方が、自殺の少なさにつながっているのではないか、と述べていく本です。最後に出てくる「オープン・ダイアローグ」は、斉藤環さんの翻訳で読んだことがありますが、この本の話と「オープン・ダイアローグ」がきちんと結びつくものなのかどうかは、(いつか)もう一度きちんと読んで考えてみたいところです。
 『指導死』の方は、まさにタイトル通りのテーマを扱ったもので、学校における(必ずしも体罰を伴わない)(生徒)「指導」による自殺に光を当てようとしたものです。そこで語られる実例をどのように受け止める・解釈するべきかについては、なかなか難しいケースもあります。しかし、日頃、高校までの「指導」と大学院における「指導」とにある種の共通性があるのではないかと考えている僕には、大変重要なテーマでした。