「日本ミニ・パブリックス研究フォーラム」設立総会


このたび、私も呼びかけ人の一人となって「日本ミニ・パブリックス研究フォーラム」が発足することとなり、その設立総会が、12月12日(土)に東京工業大学にて、下記の要領で開催されることになりました。ご関心をお持ちの方はどなたでも参加できます(可能なかぎり、下記の連絡先まで参加申し込みをお願いします。特に総会終了後の「交流会」については、必ず参加申し込みをお願いします)。


日本ミニ・パブリックス研究フォーラム 設立総会


 無作為抽出された市民(ミニ・パブリックス)を政策決定に活用しようというアイデアが生まれてから、計画細胞会議、市民陪審、コンセンサス会議、討議型世論調査など数多くの手法が考案され、社会実験が行われてきました。日本でも、社会実験を取りあえず実施してみるという段階は一段落つき、次の段階を迎えています。今日、討議デモクラシーの理論とミニ・パブリックスの実践を架橋する検討や異なったミニ・パブリックスの手法を「市民パネル」として総合的に研究しようとする潮流が現れています。強い民主主義社会の実現に向けてミニ・パブリックスの可能性を引き出すためには、手法の違いを超えて、理論的、実践的課題を整理し、新たなアクション・リサーチに取り組んでいくことが必要です。
 そこで、日本での理論研究や実践を総合的に検討し、ミニ・パブリックスの手法を日本社会にもっと広めるために、日本ミニ・パブリックス研究フォーラムを設立することになりました。今回、ヨーロッパでミニ・パブリックスのネットワークづくりを進めているハンス・ルットガー・ディーネル教授(ベルリン工科大学)を招き、下記日程で設立総会を開催いたします。多くの方々が参加し、忌憚のない意見交換、今後の取り組みが検討されることを望んでいます。


設立呼びかけ人
篠藤明徳(別府大学)/坂野達郎(東京工業大学)/田村哲樹名古屋大学


○日時:2015年12月12日(土)13:00〜17:30
○場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館3階W933
    東京都目黒区大岡山2−12−1 
○内容:
13:00 受付開始
13:30 開会挨拶 
13:35 基調講演 「熟議民主主義研究の現在とミニ・パブリックス(仮)」
    田村哲樹名古屋大学
14:25 休憩
14:30 ゲスト講演 「ミニ・パブリックスの標準化、制度化」
    Hans Luidger Dienel(ベルリン工科大学)(英語にて)
15:30 休憩
15:50 パネル・ディスカッション“日本におけるミニ・パブリックスの現状と展望”
    討論型世論調査:坂野達郎(東京工業大学
    コンセンサス会議:三上直之(北海道大学
    市民討議会:佐藤徹(高崎経済大学
    コメンテータ:田村哲樹名古屋大学
    司会:篠藤明徳(別府大学
17:30 閉会
18:00〜20:00 交流会(参加ご希望の方は事前にご連絡ください)


※連絡先:設立総会に関する問い合わせ、参加申し込みは下記にお願いいたします。
東京工業大学坂野研究室内
日本ミニ・パブリックス研究フォーラム事務局
e-mail : tsakano[at]valdes.titech.ac.jp