家族社会学会

 週末は家族社会学会でした。土曜日のセッション「〈民主的家族〉の再検討」で社会学の皆さんに混じって報告してきました。僕の報告タイトルは、そのまま「『民主的家族』とは何か」です。
 違う分野の人々の前で話をすると、(物珍しさも含めて)面白がられる場合ももちろんありますが、いろいろすれちがったままに終わってしまう場合もある、というのは自他のそういうシチュエーションを何度か見てきてよくわかっていました。だから、我ながら結構緊張していたようで、行きの新幹線で眠ろうとしたのですが、眠れませんでした(苦笑)。
 新幹線といえば、行きに某駅の手前で、まさかの緊急停止。「遅くとも10時までには東京女子大に着いていなければならないのに」と大いにあせりましたが、願いが通じたのか(?)、幸い、2〜3分で動き始めました。
 報告そのものは、う〜ん、どうだったのでしょうか。僕の話は、何を持って「民主的」と言うか、逆に言えば、何を「民主的」と呼ぶべきではないのか、についての話でした。興味関心をもっていただけたのかどうかはわかりませんが、質問はいくつかいただきました。
 日曜日のシンポジウムも、報告者・討論者が豪華メンバーで、興味深く拝聴しました。日本政治学会では、共通論題も他のセッションと同じく2時間だけなのですが、やっぱり、共通論題的なものは3時間くらいは欲しいなあと思ったものです。
 学会に行く楽しみの一つは、日頃はなかなか会えない人々とお会いできることですが、今回も、初めてお会いする方、久しぶりにお会いする方と、多くの方々とお話しすることができてよかったです。学会でこれだけ多く名刺をお渡ししたのは久しぶりのような気もします。