学部ゼミ

 今日の学部ゼミは、國分功一郎『来るべき民主主義』幻冬舎新書、2013年、の後半。前回もなかなか良い議論でしたが、今回も前回以上に多くの人が発言し、内容的にも重要な議論が展開されました。

 司会のK君は昨年度から少しずつ司会で議論を展開するのがうまくなってきたなという印象を持っていましたが、今日もうまくやってくれたと思います。しかし、もちろん、議論がうまくいくかどうかは、他の参加者にもかかっているわけで、両者の相互作用が今日はいつも以上にうまくいっているように思えました。教員としては、こういう時は本当にうれしく思います。
 でも、一応言っておくと、今日に限らず、いつもそれなりに議論はなされています。僕のゼミでは、「発言しなければゼミではない」を(いちおう)モットーに、できるだけ教員である僕がしゃべらず、学生の皆さんの議論に委ねるようにしています。良い時と悪い時があるものの、いつも発表の時間も含めて2時間あるいはそれ以上の時間、ゼミ生中心で議論します。上級生になるにしたがって議論への参加も増していくわけですが、それはゼミ生の成長を実感できるとてもうれしい時です。