九歴研報告

週末は、九州歴史科学研究会の例会にお招きいただき、報告してきました。


http://www.geocities.jp/kyurekiken/index.html


 討論者の白川俊介さん、藤村一郎さんから大変示唆的なコメントを頂いたのはもちろん、その他の方々からもいくつも興味深い質問を頂き、自分の考えを整理する本当に良い機会となりました。
僕は応答の中で「政治学的に」と言うことを言い過ぎたかもしれませんが、僕自身は狭く閉じこもるというよりは、幅広く見える問題にあえて狭く「政治学」を意識した接近の仕方にこだわることでこそ、見えてくるものがあるのではないかと思っています。その意味で、ディシプリン意識は単なる制約ではなく、「合理的な自己制約」と言うべきものかもしれません。
 また、自分の報告とは別に、この研究会を通じて、複数の大学(と言っても主には九大と福大でしょうか)の院生さんがよい関係でつながっているように思われました。そのつながり方が、とてもよいなあと感じました。名古屋でのいくつかの研究会でも、若い人々の良いつながりが生まれるように、自分もできることをやらないとなあと思った次第です。