新著刊行

仁平典宏・山下順子編『労働再審5 ケア・協働・アンペイドワーク――揺らぐ労働の輪郭』(大月書店、2011年)が刊行されました。拙稿「労働/ケアの再編と『政治』の位置」を寄稿しました。
 拙稿では、労働とケアの関係について、「社会的投資」「ケアの(男女間での)再配分」「ケアの絆」の3つの政策言説を区別した上で、それらを基礎づける二つの「政治」の次元(「言説政治」と「日常的な政治」)を考慮に入れるべきことを指摘しています。

労働再審〈5〉ケア・協働・アンペイドワーク―揺らぐ労働の輪郭

労働再審〈5〉ケア・協働・アンペイドワーク―揺らぐ労働の輪郭

出版社の紹介サイトはこちらです。編者と僕以外の他の寄稿者は、渋谷望、服部良子、山根純佳、井口高志、居郷至伸、福士正博の皆さんです。