ちょっと感慨深い

 こちらに来ても、日本の院生の草稿や計画書を読んでコメントするということはやっています。日本にいるときよりも、きちんとコメントできているのではないかと、自分では思っているのですが、それくらいでなければねえ。
 

 それとは別に某院生からのメールによると、院生の皆さんで自主読書会を始めたらしいです。いや、立派立派。たかが、読書会と思われるかもしれませんが、なんだか妙に感慨深いです。


 感慨深いといえば、来年の某ゼミでは、ロイ・バスカーのテキストを取り上げることになりそうだとかいう情報も。これはこれでまた、大変感慨深い。だって、バスカーと言えば、田口富久治『政治学講義』(名大出版会、1993年)ですよ。僕も積読にしておかないで、ちゃんと読まないと。

科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス)

科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス)

政治学講義

政治学講義

 まあ、しかし、某ゼミでは、今年の後半も、Jessop, State Powerを読んでいたわけだから、やっぱり「流れ」は続いているわけです。
State Power

State Power

国家権力―戦略‐関係アプローチ

国家権力―戦略‐関係アプローチ