新年の始まりに

 今日は朝からちょっと暑い気がするキャンベラから、あけましておめでとうございます。
 今年の抱負はあまりないのですが(笑)、予定のようなものを。


1)研究は、既に予定されているものをきちんとやる、というのが最大の目標です。
 順調にいけば、今年中に、自分が(共)編著を務める本が4つ(うち一つは、共編かつ共著(ちょとわかりにくいですが)といったようなもの)が出版または原稿が揃うことになっています。こんなに編著を抱えているのは初めてですが(というか、これまで共編一つだけですね)、どれも、自分にとってとても重要なもので、頑張ろうと思います。
 書く予定の原稿のほとんどは、これらに関わっていますが、そうでないものも一つ。これはこれで、声をかけてもらったのは、うれしい出会いでした(いやまだ書いていませんが)。
 あと、何と今年は、初めて翻訳をやる予定です。もちろん、共訳者の一人として、です。ちなみに、これを機に翻訳を前向きにやる……というわけではありません(念のため)。ただ、このお話だけは、やらなければならないものでした。少々大げさですが、自分にとっては倫理的な責務だと思っています。


 他に、次の本をどうするのか、という問題もあります。これについては、真面目に考えなければいけないこともあるのですが、まだちょっと今は何とも……というところです。う〜ん、でも、本を書く/まとめるって、とりわけ、強い意思がないとできないんですよね。それはわかっているのですが、でも、今はこのくらいで。


2)研究以外での大きな課題は、子どもたちとここでしばらく暮らす、ことです。何だそれはという感じですが、半年の予定で、子ども二人と僕で、キャンベラに住むことになっています。妻と仲が悪くなったわけではなくて(笑)、彼女は休職できなかったので、じゃあ、せっかくの機会だから子どもたちだけでも、と考えたのです。なんだかんだと言って、もろもろの負担が偏っている妻にも、よい機会になるのではと思いますし(本人はさびしいと言っていますけれど)。
 でも、これはね〜、原稿書き以上にプレッシャーでもあります。今まで、こんな長期間、送り迎え(そう、学校の送り迎えをやらなければいけない!)と全部のご飯作りを一人でやったことはないですからね。
 勉強もやらせないといけないですしね。日本では、どちらかというと、「そんなに勉強勉強言わなくても…」という役割でしたが。
 

 というわけで、大丈夫か?自分??……と我ながら思うわけですよ。
 

 でも、子どもたちも保育園の頃とは違いますからね。もう自分でいろいろできます。ご飯も時々は作ってもらえるかな。そして、子どもたちの英語力がどのくらい伸びるのか(伸びないのか)というのも、楽しみです。

 
 まあ、何とかなるでしょう。


3)最後は英語。積極的に話そうとすること。That's all I have to do.


……と、それだけじゃなくて、1)と関わりますが、英語原稿を用意したいと思っています。英語用に全くのオリジナルで準備するのは、ちょっと直ちには無理ですが、これまで日本語で書いたやつ、またはこれから書くやつを英語でリライトする作業には、ぼちぼち取り組みたいです。今のところ、直ちにどっかのジャーナルに、ということではなくて、媒体は何であれ、英語でちゃんと日本人以外の人に見せることのできるものを持っておきたい、ということですね。
 これは奢りではなく、自分を鼓舞するために「あえて」書くのですが、日本語とはいえ、自分の考えていること/書いていることが、通用しないとは思っていません。ただ、その今のところ根拠のない思い込みに、ちゃんと根拠を与えることができればと思っています。
 

 それではみなさん、よいお年を。