本屋にも並び始めたようなので、あらためてご紹介。
武川正吾編著『シティズンシップとベーシック・インカムの可能性』法律文化社、2008年、が出ました。
僕は、「シティズンシップとベーシック・インカム」の章を執筆しています。
シティズンシップとベーシック・インカムの可能性 (シリーズ・新しい社会政策の課題と挑戦)
- 作者: 武川正吾
- 出版社/メーカー: 法律文化社
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
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序 社会政策の20世紀から21世紀へ(武川正吾)
第1部 原理的な考察からの出発
第1章 21世紀社会政策の構想のために(武川正吾)
第2章 〈社会的排除〉の観念と〈公共的経済支援政策〉の社会的選択手続き(後藤玲子)
第3章 シティズンシップとベーシック・インカムをめぐる権利の理論(秋元美世)
第4章 シティズンシップとベーシック・インカム(田村哲樹)
第2部 日本の現実への接近
第5章 ベーシック・インカム論が日本の公的扶助に投げかけるもの(菊地英明)
第6章 基礎年金制度の類型とその決定要因(鎮目真人)
第7章 日本の児童手当制度とベーシック・インカム(北 明美)
第8章 日本におけるベーシック・インカムに至る道(小沢修司)
【座談会】
ワークフェアとベーシック・インカム(司会:武川正吾、対談者:宮本太郎、小沢修司)
【座談会補論】
ベーシック・インカム資本主義の3つの世界(宮本太郎)
「ワークフェアとベーシック・インカム 福祉国家における新しい対立軸」に寄せて(小沢修司)
座談会の初出は、『海外社会保障研究』147号(2004年)です。それを再掲し、対談者の宮本先生と小沢先生が、それぞれ、現時点での「補論」を書かれている、ということです。