お買いもの紹介も、頂きもの紹介もまた追いつかなくなりつつありますが、とりあえず最近買ったいくつかを。政治哲学へ 増補新装版: 現代フランスとの対話作者: 宇野重規出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2019/05/18メディア: 単行本この商品を含むブ…
第21回社会政治研究会を、以下のように開催します。 どなたでも参加していただけます。 〇日時:2019年5月24日(金)17:30~19:40 〇会場:名古屋大学全学教育棟北棟(情報学部棟)4階406(多目的講義室) (www.i.nagoya-u.ac.jp/access左下の「情報学部・…
「先生」というのは難しい役回りである。一方で、「教える」「指導する」ことが仕事である以上、そのことを通じて教えられる側(児童、生徒、学生)に影響を与え、できることならば覚えていてもらいたいと思う部分があるのは否めない。しかし他方で、「教え…
著者の松尾秀哉さんから頂いていた『ヨーロッパ現代史』(ちくま新書、2019年)をご紹介し損ねていたようです。松尾さん、失礼しました。一人でヨーロッパ現代史を書くという試みにあえてチャレンジされたその姿勢は、素晴らしいと思います。ヨーロッパ現代…
先日頂いた、安藤丈将『脱原発の運動史――チェルノブイリ、福島、そしてこれから』(岩波書店、2019年)を読んだ。タイトル・サブタイトルから、3.11以後の話かと思われるかもしれないが、そうではない。基本的には「『3.11以前』の脱原発運動」(ix頁)、特…
少し前の記事で、今年はメモリアルな年で、名古屋に来て30年、博士学位を取得して20年(≒大学教員として働き始めて20年)ということを書いた。「名古屋に来て」の方を、もうちょっと書いておきたい。といっても、ただの雑感・振り返りだけど。 1989年の年が…
1)著者の皆様からということで、大賀哲・仁平典宏・山本圭編著『共生社会の再構築II デモクラシーと境界線の再定位』法律文化社、2019年、を頂いておりました。どうもありがとうございます。共生社会の再構築II デモクラシーと境界線の再定位作者: 大賀哲,…
1)富永京子さんから、『みんなの「わがまま」入門』(左右社、2019年)を頂きました。どうもありがとうございます。社会運動=「わがまま」とする卓越した表現力で、主には中学・高校生を念頭に置きながら、「わがまま」=社会運動の意義と実践の仕方につ…
いくつか頂いているものがあるのですが、また後日ご紹介します。社会学史 (講談社現代新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/03/19メディア: 新書この商品を含むブログを見る↑先日初めてお会いする機会があった大澤先生の社会学史本。
このたび、Andre Baechtiger, John S. Dryzek, Jane Mansbridge, and Mark E. Warren (eds.) The Oxford Handbook of Deliberative Democracy, Oxford University Press, 2018, が刊行されました。私は、Beibei TangとBaogang Heと共著で、'Deliberative Dem…
この3月で畑山敏夫先生が佐賀大学を定年退職された。フランス政治、とりわけフランスの緑の党や「国民戦線」の研究を長く行われてきた先生である。こんなところにこんなことを書かれても、先生はさぞかし迷惑に思われるかもしれないけれど、ひとことふたこ…
生澤繁樹さんからは、大著『共同体による自己形成――教育と政治のプラグマティズムへ』春風社、2019年、を頂きました。どうもありがとうございます。「教育と政治」に関心を持つ人にとっては必読ではないかと思います。共同体による自己形成――教育と政治のプ…
1)寄稿者の伊藤恭彦先生から、上村雄彦編著『グローバル・タックスの理論と実践――主権国家の限界を超えて』日本評論社、2019年、を頂きました。どうもありがとうございます。伊藤先生は、「グローバル・タックスの哲学的基礎――私たち相互の倫理的関係とグ…
インターネット関係をいくつか。ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち作者: 木澤佐登志出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2019/01/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る↑なか…
最近のお買いもののいくつか。ハロルド・ラスキの政治学: 公共的知識人の政治参加とリベラリズムの再定義作者: 大井赤亥出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2019/03/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る↑広島出身の大井さんの本が刊行。質的…
論文「『教育政治学』の射程――『政治/政治的なるもの』と『教育/教育的なるもの』との区別の導入を通じて」『法政論集』(名古屋大学)第280号、2018年12月、が刊行されました。上記論文タイトルをクリック/タップした先から、ご覧いただけます。本稿は、…
「メモリアルな」と書くと、いささか大げさに聞こえます。が、実際、この年度末は、確かに僕にとって、少なくとも二つの意味で記念すべき年度末です。 一つ目は、名古屋に来てちょうど30年が経つということです。僕は、1989年4月に名古屋大学法学部に入学す…
1)寄稿者の荒見玲子さんから、伊藤正次編『多機関連携の行政学――事例研究によるアプローチ』有斐閣、2019年、を頂いていました。どうもありがとうございます。荒見さんは第8章「地域包括ケアシステムーー多層化・冗長化する多職種・多機関連携のマネジメン…
1)執筆者の皆様から、成蹊大学法学部編『教養としての政治学入門』ちくま新書、2019年、を頂きました。どうもありがとうございます。1年生向けのオムニバス講義「政治学への案内」をもとにして、成蹊大学法学部政治学科のスタッフによって書かれたものです…
ある日の東京出張の時、新幹線の予約変更をするときにうっかりして、喫煙車両に乗ってしまいました。 最初車内に入った時に、Nじゃない700系(座席が紺色っぽいので、JR西日本の700系B編成というやつ?)+「あ、これは以前は喫煙だった車両だな」と思い…
著者の一人である遠藤晶久さんから、遠藤晶久/ウィリー・ジョウ『イデオロギーと日本政治――世代で異なる「保守」と「革新」』新泉社、2019年、を頂きました。どうもありがとうございます。サブタイトルとオビにあるように、「保守と革新」を含めたイデオロ…
1)共編者の網谷龍介さんと中田瑞穂さんから、網谷龍介・上原良子・中田瑞穂編『戦後民主主義の青写真――ヨーロッパにおける統合とデモクラシー』(ナカニシヤ出版、2019年)を頂きました。どうもありがとうございます。ヨーロッパの「戦後民主主義」像を再…
ハイブリッドな国家建設: 自由主義と現地重視の狭間で作者: 藤重博美,上杉勇司,古澤嘉朗出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2019/03/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見るグローバル化する〈正義〉の人類学 (成蹊大学アジア太平洋研究センター…
こちらではご報告がやや遅れましたが、この度刊行された、村田和代編『話し合い研究の多様性を考える』(ひつじ書房、2018年)に、拙稿「『主体的』ではない熟議のために――予備的考察」を寄稿しました。熟議には、とかく「熟議する主体の能力」といった話(…
最近買った本の一部です。代議制統治論作者: J.S.ミル,関口正司出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2019/02/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見る関口先生による新訳。現代社会と経済倫理作者: 永合位行,鈴木純出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2018/…
共編者の岩崎正洋先生をはじめ、執筆者の皆様から、岩渕美克・岩崎正洋編著『日本の連立政権』八千代出版、2019年、を頂いておりました。どうもありがとうございます。日本の連立政権作者: 岩渕美克,岩崎正洋出版社/メーカー: 八千代出版発売日: 2018/12/26…
1)金井利之先生を代表とする合意形成研究会の先生方から、金井利之編著『縮減社会の合意形成――人口減少時代の空間制御と自治』第一法規、2019年、を頂きました。どうもありがとうございます。まさに「合意形成」をキーワードとした本で、読むのが楽しみで…
政治哲学概説作者: 寺島俊穂出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2019/01/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見る教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ作者: 風間孝,河口和也,守如子,赤枝香奈子出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2018/11/29…
最近買った洋書のいくつかを。Politics with the People: Building a Directly Representative Democracy (Cambridge Studies in Public Opinion and Political Psychology)作者: Michael A. Neblo,Kevin M. Esterling,David M. J. Lazer出版社/メーカー: Ca…
1)著者の水島治郎さんから、『反転する福祉国家――オランダモデルの光と影』(岩波現代文庫、2019年)をお送りいただきました。どうもありがとうございます。元々2012年に同タイトルで出版された本の、岩波現代文庫版です。水島さんといえば、今では『ポピ…