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日本のフェミニズム: since 1886 性の戦い編

日本のフェミニズム: since 1886 性の戦い編

 

 

 

通じない日本語: 世代差・地域差からみる言葉の不思議 (平凡社新書)

通じない日本語: 世代差・地域差からみる言葉の不思議 (平凡社新書)

 

 

 

教師という生き方 (イースト新書Q)

教師という生き方 (イースト新書Q)

 

 

頂きもの

1)共編者の一人の近藤正基さん、寄稿者の安周永さん、城下賢一さんから、阪野智一・近藤正基編『刷新する保守――保守政党の国際比較』(弘文堂、2017年)を頂きました。どうもありがとうございます。

 

刷新する保守-保守政党の国際比較

刷新する保守-保守政党の国際比較

 

 

2)執筆者の皆様からということで、本堂毅・平田光司・尾内隆之・中島貴子編『科学の不定性と社会――現代の科学リテラシー』(信山社、2017年)を頂きました。どうもありがとうございます。

 

科学の不定性と社会―現代の科学リテラシー

科学の不定性と社会―現代の科学リテラシー

  • 作者: 本堂毅,平田光司,尾内隆之,中島貴子,纐纈一起,辻内琢也,鈴木舞,渡辺千原,水野紀子,笠潤平,関根勉,米村滋人,吉澤剛
  • 出版社/メーカー: 信山社
  • 発売日: 2017/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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3)著者の上原賢司さんからは、『グローバルな正義――国境を越えた分配的正義』(風行社、2017年)を頂きました。どうもありがとうございます。博士論文をもとにした単著です。

 

グローバルな正義 国境を越えた分配的正義

グローバルな正義 国境を越えた分配的正義

 

 

4)訳者の森達也、鈴木将頼、金田耕一の皆さんから、アヴェシャイ・マルガリート『品位ある社会――〈正義の理論〉から〈尊重の物語〉へ』(風行社、2017年)を頂きました。どうもありがとうございます。

 この本は、「ソキエタス叢書」という新シリーズの一冊だそうです。

 

品位ある社会 〈正義の理論〉から〈尊重の物語〉へ (ソキエタス叢書3)

品位ある社会 〈正義の理論〉から〈尊重の物語〉へ (ソキエタス叢書3)

  • 作者: アヴィシャイマルガリート,森達也,鈴木将頼,金田耕一
  • 出版社/メーカー: 風行社
  • 発売日: 2017/12/20
  • メディア: 単行本
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5)訳者の仲正昌樹先生から、ハンナ・アーレント『アーレントの二人の師――レッシングとハイデガー』(明月堂書店、2017年)を、頂きました。どうもありがとうございます。「暗い時代の人間性について」と「八〇歳のハイデガー」の二本の論文が収められています。

 

アーレントの二人の師―レッシングとハイデガー

アーレントの二人の師―レッシングとハイデガー

 

 

頂きもの

 坂本治也さんから、日本ファンドレイジング協会『寄付白書2017』を頂いておりました。坂本さんは、第2章「人はなぜ寄付をするのか――NPO研究、行動経済学における知見から」の中の「『寄付をすれば幸福になる』は本当か?」などの、いくつかのトピックを執筆されています。

 

寄付白書2017

寄付白書2017

  • 作者: 寄付白書発行研究会,日本ファンドレイジング協会
  • 出版社/メーカー: 日本ファンドレイジング協会
  • 発売日: 2017/12/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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当面の予定

 今年度は、春に乙部、松元、山崎さんとの共著で『ここから始める政治理論』(有斐閣ストゥディア)と単著『熟議民主主義の困難――その乗り越え方の政治理論的考察』(ナカニシヤ出版)を出し、秋には参加民主主義論を寄稿した、神野直彦・井手英策・連合総研編『〈分かち合い〉社会の構想』(岩波書店)が出て、そして12月には新川、大西、大矢根各先生と共著で『政治学』(有斐閣)も出ました。表紙・カバーに名まえが載った本が三冊も出たのですが、これまで持続的に作業をしてきたものの出版が、たまたま今年に集中したというところがあります。だから、出版時期はたまたまなのですが、それでも、これまでそれなりの期間取り組んできたものを次々を手放す=刊行することができたことは、うれしく思っています。

 年度内の当面の予定ですが、年明けには、論文を寄稿した本が二冊出る見通しです。一つは、グローバル・ガバナンス学会設立5周年記念として刊行される、グローバル・ガバナンス学会編、大矢根聡・菅英輝・松井康浩責任編集『グローバル・ガバナンス学1 理論・歴史・規範』(法律文化社)です。この本に、「グローバル・ガバナンスと民主主義――方法論的国家主義を超えて」という論文を寄稿しました。本の目次はこちらからどうぞ。私にとって初めてのグローバル民主主義論ということになりますが、先に挙げた『政治学』の中でも少しグローバル民主主義について書いています。

 もう一つは、「資本主義と民主主義はなおも両立可能か?」という論文です。こちらは、デモクラシーとセキュリティをテーマとした論文集に掲載されます。「資本主義と民主主義の両立(不)可能性」をテーマに、1970年代~80年代のネオ・マルクス主義(オッフェ、ハーバーマス)の議論、近年の民主主義の危機論、シュトレークの「時間稼ぎ」論などを検討し、今後のありうる「両立(不)可能性」のいくつかのシナリオを試論的に提示するものです。

 あとは、3名の共著で一つの章を寄稿した、The Oxford Handbook of Deliberative Democracyも、2018年中には出るのではないかと思っています。でも、いつになるでしょうか。

 これらは出ることが決まっているものですが、それとは別に3月までに二本原稿を書かなければなりません。一つは、「ハーバーマスとフェミニズム」に関するものです。もう一つは、熟議民主主義における「規範と政治」の問題を扱う予定です。さらに、教科書が出たばかりであるにもかかわらず、実はもう一冊、政治学の教科書を準備中です。比較的大きな分量の教科書です。こちらは、執筆者間での検討を経て、二度目の原稿修正期間に入っています。この作業が終われば刊行が見えてきます。

 その他、某翻訳プロジェクトも進める必要があり、また、年度が明けたあとも「日常生活と政治」に関するプロジェクトの原稿締め切りや、もし報告申し込みが採択されれば英語での学会報告ペーパー執筆も待っています。原稿執筆はいつもいつも不安だらけですが、順次取り組んでいきます。

頂きもの

 國部克彦先生から、『アカウンタビリティから経営倫理へ――経済を超えるために』(有斐閣、2017年)を頂きました。どうもありがとうございます。「『経済』の中に『経済人』(ホモエコノミクス)ではない『人間』(ホモサピエンス)の場所を確保する」(iii頁)ために「会計」に注目する、という著作です。そのために主に参照されるのは、アーレントとデリダです。会計には全く門外漢の私ですが、「しかし、会計が、経済実践に形式を与える制度でありながら、経済とは異なるロジックを持つとすれば、そこに一つの光を見出すことができる」(iii頁)という指摘は、なんとなくわかる気がします。

 

アカウンタビリティから経営倫理へ -- 経済を超えるために

アカウンタビリティから経営倫理へ -- 経済を超えるために

 

 

頂きもの

1)訳者の早川誠さんから、ハンナ・ピトキン『代表の概念』(名古屋大学出版会、2017年)を頂いておりました。「代表」概念研究の現代の古典です。おひとりで訳されたのも、大変なことだったと思います。ありがとうございます。

 

代表の概念

代表の概念

 

 2)共編者の岩崎正洋先生をはじめ、著者の皆様から、岩井奉信・岩崎正洋編『カウンター・デモクラシーと日本政治』(勁草書房、2017年)を頂いておりました。時宜に適った重要かつ興味深い主題についての論文集です。

 

日本政治とカウンター・デモクラシー

日本政治とカウンター・デモクラシー

 

 3)北村亘さんをはじめとする著者の皆様から、北村亘・青木栄一・平野淳一『地方自治論――2つの自律性のはざまで』(有斐閣ストゥディア、2017年)を頂きました。どうもありがとうございます。ストゥディアの政治学シリーズに、新たな一冊が加わりました。

 

地方自治論 -- 2つの自律性のはざまで (有斐閣ストゥディア)

地方自治論 -- 2つの自律性のはざまで (有斐閣ストゥディア)

 

 

第3回日本ミニ・パブリックス研究フォーラムのご案内

 既成の民主主義制度の混乱が世界各国で起こっています。その一方、無作為抽出された市民(ミニ・パブリックス)の政策決定への活用が進み、その世界的ネットワーク(デモクラシーR&D)が作られ、民主主義の新しい可能性が拓かれつつあります。
 第3回フォーラムでは、日本の活動・研究に関する報告として、まず、市民が主導してきた市民討議会の10年を振り返ります。次に、盛岡市における公共施設再編に関する市民討議会の活用の報告があります。最後に、地球規模のリスク問題に対するミニ・パブリックスの役割を考えたいと思います。
 次に海外からの報告として、昨年に引き続き来日するカイル・ボチェンコ所長(ジェファーソン・センター)と、デモクラシーR&Dを推進するデイヴィト・シェクター氏(ニュー・デモクラシー財団)より、各国で進展するミニ・パブリックスの取り組みと世界的ネットワークについて報告を受けます。
 民主主義の新しい可能性に関心を持たれる多くの方々が参加されることを願っています。


共同代表 坂野達郎(東京工業大学)/篠藤明徳(別府大学)/田村哲樹名古屋大学


         記

1、 日時 2017年12月9日(土)13:00〜17:30
2、 会場 東工大大岡山キャンパス 西9号館3階933教室
3、 概要
12:30 受付開始
13:00 開会の挨拶 

[第1部]日本の報告
13:10 「市民が取り組んだ市民討議会の10年間を振り返って」
   (吉田純夫、小針憲一)
13:50 「盛岡市の公共施設再編に関する市民討議会の活用とその後」
   (上森貞行)
14:30 「地球規模のリスク問題に対するミニ・パブリックスの役割」
   (三上直之)
15:10 休憩 


[第2部]海外の動向(日本語通訳有)
15:30 「ジェファーソン・センターの今年の活動とミニ・パブリックスの展望」
      カイル・ボチェンコ(ジェファーソン・センター:アメリカ) 
16:30 「世界におけるミニ・パブリックスのネットワーク」
      デイヴィット・シェクター(ニュー・デモクラシー財団:オーストラリア)
17:30 閉会の挨拶

4、 懇親会 18:00〜20:00

5、  研究会 12月10日(日)9:30〜13:00
 (研究会では、昨年同様、少人数で海外ゲストと質疑応答の時間を持ちます。)


■連絡先:東京工業大学坂野研究室内 日本ミニ・パブリックス研究フォーラム事務局
    e-mail : tsakano[at]valdes.titech.ac.jp
 (フォーラム、交流会、(10日の)研究会の参加をご連絡ください。)